今日は良い日

満腹

 冬の厳しさに、ほっと一息つくような暖かな日差しだった。ところが朝はとことん冷えていて、車のドアは凍りついていたし、車の窓は曇りガラスのように凍っていた。道路はスケートリンクのようになり、いやあまいったね。無事に仕事が終わった時自分で「おつかれでした」と自分にいった。
 その後、教会で研修があったので参加する。郊外の修道院に転勤になったシスターSも同じ研修に出ていて、一年ぶりに再会した。同じ修道会に所属していてもお互いなかなか出会うことはないから、嬉しかった。ちょっと情報交換。この研修はあと三回あるからうまく行けばまた会えるはず。
 教会の帰りに新しくできた市民センターの図書館に行く。本を一気に一冊立ち読みをして、さて何を借りましょうか。
 迷った挙句、くたびれる本はやめて、今回は手軽なお料理の本を借りてみた。親分がこのごろ献立に悩んでいるみたいだし。私も少し変わったものが食べたくなったし。献立が固定化してくると発送が固まってしまって身動きが取れない感じになる。不思議だけれど頭で判断する前に体が「違うメニューにして」と言い出す。
 昔の暮らしではこんな時どうしたんだろうね。今ほど料理のレシピが多くなかっただろうに。いやいや「豆腐百珍」なんてものもあったくらいだからもっとすごかったかも。母は和食・中華・洋風を組み合わせて献立が重なることはなかったな。同じ料理は年単位で出て来なかった。料理研究家って大変な職業だったんだなと今更ながら思う。新聞の献立欄を担当していた事もあった。今なら聞きたいことがたくさんあるけれどもう聞くことはできない。もったいないことをした。

子どもがつくるほんものごはん 生きる力がつく「食育」レシピ

子どもがつくるほんものごはん 生きる力がつく「食育」レシピ

スペインから届いた、ほっとやさしいレシピ

スペインから届いた、ほっとやさしいレシピ

まず今夜はスペイン料理から取り組んだ。親分は自己流で丸めたりしないから再現性は高い。スペイン料理はシンプルで素材の持ち味を殺さないからつかれた体にはとてもやさしい。今日は「スペイン風マッシュポテトと焼き野菜」を作った。おいしゅうございました。明日は何選ぼうかな。しばらくこのシンプルなレシピに嵌りそうだ。