もしかしたらここでの最後の年になる?

こんにちわ

 来年はどうなるのかわからない。だからこの一年を大切にこの街を楽しもう。転勤はこちらの都合などお構いなしにある日突然やってきた。もう私たちは自分の都合で世界のどこにだって移動できるのだ。誰に指図されるでなく自分の生きていく場所を自分で決められるなんてすごいことだね。人生って何歳になっても味わい深いな。
 生きてきた長さをもう引き返すことはできない。これからどんどん衰えていくのだろう。たくさんのことができなくなっていく。それでもなお生きていてよかったと思う生き方があるはずだ。その道を辿って行こう。誰かが歩いた道ではなく、私は私の道を見つけていこう。老いへの旅は心地よくなるも、苦しみに満ちたものになるも自分がどれくらい心をこめてこの旅を歩くか、なのだろうな。
 仕事で関わってきた人々の老いの暮らしを見ていると心からそう思う。老いの道を作っていくのは「今この日々」なのだと思う。まだ若い日々の生き方がやがて来る最後の日を決めてゆく。誰が悪いのでもない。全ては自分自身の生き方なのだ。