今日はあとケース一件

 先週元気だった人が今週具合が悪くなったり突然認知が進んでしまうこともある。だから毎回心を決めて今日はいかがですかと思いながら訪問する。人生の終焉に差し掛かってなおその人らしい生き方をするには、たくさんの人の支えが必要だ。契約以上のことはできませんと、きちんと線を引く関わり方もあるし、契約の枠を超えてしまうけれど非常介入だと思って寄り添う関わりもある。誰かが頑張りすぎると、他の担当者に迷惑だと言われることもある。福祉は複数の機関が一人の人にかかわらなければその一人をケアできないから、余計に調整が難しい。お金で換算できるようなものだけでできるものではない。企業と行政と私のような福祉NPOの関わり方は調整が難しい。お互いがほんの少しラインを超えてお互いの間に隙間を作らないようにできたら良いと願うのだけれど。