朝、目が醒めたら雪だった

前が見えません

 これは出勤を一時間早めなくちゃ。一体この星はどうなっているんだろうか。これも自然のなせる業なんだよと思うけれど。この星に生きている者はこの星の与えてくれる環境の中で生き延びていかなければならない。暑いの寒いのと文句を言いながら、それでも自分の暮らしをそこにあわせることでしか生き延びていくことは出来ないんだ。
 人間は自分がこの星の生き物だと言うことを忘れているようだ。野に生きるものたちはそんなことは思いもしない。ただ環境の変化にみじかい命の時間を重ねていくだけだ。人間も多分大きな遠い視点から見たらそんな生き物たちと同じに見えるのだろうと思う。
 今日は今日の空の下を自分の翼で飛んでいこう。行ってきます。