街頭募金

大きな空だ

 秋の緑化週間で緑の羽根募金に立った。仙台はジャズフェステイバルですごい人出。ここだけは震災から半年と言う感じはしなかった。それでも被災地の為にと言う呼びかけではなく「緑の為に」と言う呼びかけは、何かホッとする響きがあったのか、日常が戻ったような感じがして、道行く人が立ち止まって募金をしてくださった。
 津波で流され、地震で崩れたこの街にもう一度豊かな緑が戻ってきますように。心から願う。
幼いガールスカウトの少女たちが硬貨で重くなった募金箱を細い首で支えながら、自分たちがもう一度この街を作り上げて行く小さな力になっていくのだと思ったようだ。それだけでも今日一日の募金活動は意味があったと思った。

 毎年楽しんだジャズフェス、今年はくたびれ果てたからもう無し。姫と二人人ごみを歩きながら、この街は私のふるさとになったなと思った。壊れてしまった姿がなんとも切ない。しみじみと哀しい。思えばこの街で子供を生み、育て、お葬式を出したのだもの・・・・