今日は送別会があった

朝日を背にして写真撮った

 今までトレイナーとして一緒に歩いてきてくれた先生が引退なさった。この時期穏やかなこの方がいなくなったら大変だとは思うが、人は何時かは身を引かねばならないときが来る。そう思いながらこれが最後かとお話を聴いた。
 引退するそのタイミングをどうやって図るのかはその人の度量でもあると思う。人から促されるのを待つこともひとつかもしれないが、自分の仕事を冷徹に見極めて、そのタイミングの見切りをつけることは案外出来ないことなのかもしれない。もう少しの欲が大事な判断を曇らせてしまうのかもしれない。
 ささやかであっても社会と何がしかの繋がりがあるのであれば、その絆をいつ解くのかは自分にかかっている。後から来る人が困らないようにきちんと手渡すべき物を手渡して淡々と身を引きたいものだと思う。
 身を引いた後の自分の生きる姿をいかにイメージするか。今日みんなの話を聴きながら、自分はどこに行こうとしているのか、身支度、身じまい、最後まですっきりと始末して旅立ちたいなとしみじみと思った。