隣のグラウンドに

いつものように高校生がもどってきた。野球部、サッカー部。あたり前だった風景が、当たり前のようにそこにあるのが嬉しい。こんなときに、こんなときだからこそ。人が一番落ち着くのは自分の居場所を持ったとき。なじんだ行動、なじんだ場所、なじんだ人。
 だから多くの女が避難所で食事を作るのは、一番自分がなじんだ行為だからだろう。避難所で「奪われていたなじんだ行為」を取り戻す中で、自分自身を立て直して行くことができる。避難所での作業分担は心の居場所を取り戻すためにも必要なこと。さて今日はお天気もよい。いつもの掛け声を聴きながら作業しよう。蟻が働くように、ひとつを収める。そしてまたひとつ。焦らない。

今週中の予定

1・ 衣類を選別する。
丁寧にサイズごとにして一回の「ご自由にお持ちくださいコーナー」に置く。きちんと洗濯しながらしばらく続ける。皆お風呂に入れないのだから、子供服は役に立つはず。


2・今週の献立を立てて、必要な食材を購入する。
自転車で探してもらう。すごく助かるし、彼もただ運動だけというのよりはずっと楽しいだろう。無ければあるまで探し回ってくれるし。これも私には嬉しい。今までそこにあるものを買うしか無かったの。本来の買い方に戻る。



3・昨日窓拭きをした。
綺麗になった窓から光がはいる。当たり前の丁寧掃除を一箇所やろう。


4.いっしーずが必要な物を見繕って小包を送ろう。
ゴーグルとか長靴とか。ズボンとか。お着替えのパーカーとか。蛙ちゃんは辛抱強くて自分からあれこれ言わないから、こちらから送るしかない。


5.ガソリンスタンドのチェック。
仕事が始まってもガソリンが無ければ続けられない。ネットで調べても「整理券を前夜11時に並んで朝7時ゲット」とか、「朝6時から4時間並んで」とか書いてある。こんな状況では身が持たないぞ。