遠方より救援隊が来た

 もう仙台市内はボランテイアの手があるというので、塩釜に派遣になったという。ガソリンから水まですべて車に積み込んでやって来た。しばし、これから何が出来るのかを話し合う。第一ステップは今月末くらい。これを過ぎると学校が始まったり、就職問題が大きくなってくるだろう。生活が「避難」から「これからどうする」にスライドしたとき、これからを明確に持たない人々が「取り残され感」を感じ始める。年齢的な断層現象が起こってくる。
 その時、誰がどのようにサポートをするかで、その後の立ち直り方が違ってくる。その救援体制を支える人が必要だと確認する。あなたはあなたに出来る方法で、私は私のやり方で出来ることをやる。集団でローラー作戦でしか出来ないことと、個人が丁寧に関わってゆく中で支える人もまた御互いに支えあっていけるネットワークが大切。これから先の長い救援体制が必要だと思う。
 こうやってその人がその人らしい方法で人生の旅の色合いを変えてゆくのだなあと思った。