スカウト

まっすぐに空に向かって立つ

予定通り、ユニセフの募金に立つ。晴れていてありがたかった。今年のガールスカウトの活動目標が世界の子供たちの貧困と飢餓を自分のこととして考え救援しようという趣旨なので、活動の軸にすえている。今回の募金活動もその一環。イマドキノワカイモンと呼ばれる青年たちが、自分のお財布のコインを全部つかみ出して入れてくれたり、そんなに入れて大丈夫ですかと思う金額を入れてくれたり、やっと歩いておられるような年配の方が、ゆっくりゆっくり時間をかけて募金箱まで辿りついてくださったり。人間てなんて暖かいのだろうかと思った。
スカウトたちは自分たちが、ささやかであっても誰かのことを考えてそのことのために自分の時間を差し出し、寒さを我慢したことを忘れないだろうと思う。
 若いお父さんが、初めての街頭募金に立ってくださって、いつの間にか大きな声で「子供たちの為に募金お願いします」と呼びかけているのを見て、胸が熱くなった。毎年、ユニセフ募金をしているが、そのたびに胸が熱くなる光景を間近に見る。そして、世の中捨てたものではないなと思う。