読まねばならない本を

塀の上にとまっている小雀たちみたい

本屋で買いこんで、机の上に積み上げていて、ふと気持ちが立ち止まった。そして雪の結晶の本を開く。限りなく美しいと思う。雪国に育ったから雪の厳しさも美しさも知っている。雪のにおいがしてくるともう一日も早く雪を見たい。車を雪道で運転する怖さがあるけれど、それでも雪を見たい。空からはらはらと舞い落ちる雪がたまらなく好きだ。
今日こんな本を買った。

 来月もまた入団式がある。そのプログラムをまたクラフトで作りたいので、立体カードの作り方の本も買った。手が覚えれば何とか自分らしいものが作れるのではないだろうかと思う。
 苦痛だとは思わない。楽しい。自分の手が動くことがとても嬉しい。今日も固まった指の関節を揉みほぐしてもらった。腱鞘炎は治りにくい。関節が磨り減って回りの組織が固まっているから手術しかないといわれたのを二年近くもみ続けて何とか動くまでにほぐしてくれた。この先どれくらいかかるのかわからないのだけれど、気長に手の技にゆだねてみようと思う。