いい日

わにと亀のツーショット

 お日様が出て、風があって、ふんわりとした一日。たまりにたまった新聞を切り抜く。こんなことも在ったなあと思いながら、記憶の片隅にしまいこんだ思いをまた引きずり出す。気にかかっていることがあると先に進めない。C講習の分担の部分を何とか形にしてしまいたい。それと月末のEUEの講話を書かなければならない。講話が終わらないと気持ちが開放されない。ぎりぎりまで構想を練って、練って書きあげてから今度は無駄な部分をそぎ落としてゆく。削ってぎりぎりまで削ってスリムに仕上げる。この繰り返しで与えられた時間にぴたりと収まる講話にする。身を絞る作業だ。日常の活動は通常通りにする。もし、この仕事が必要な物であれば、きっと書かせてくださると思うから、主の手の中で働くならばきっとしあげられるだろうと思う。信頼して、一日の時間を大切に生きる。何も省かない。そのすべてが凝縮されて言葉になって文字となる。30年続けてきて判ったこと。自分の力でねじ伏せようとすれば必ずこける。自分が前に出てきたら、講話は不自然な物になる。人の心に響く言葉は私の意識を捨てたところで始めて可能になる。ワタクシを追い求めているうちは人の心に届かない・・・