厳しかった夏が過ぎて

光る

 ほんの少しの身体のゆとりが戻ってきた。暑すぎない、寒すぎないこの季節の変わり目がなんとも有り難い。一息つけるっていいなあ・・・
 今月の大きな行事はキャンプ講習と、月末の二泊三日のエンカウンター・イン・盛岡。ゆっくりゆっくりと今ある時間を大切にやるべきことを果たしてゆこうと思う。
 ベランダのささやかな緑の間を風が吹き抜けて行く。それだけなのに胸のつかえが取れたように感じる。何を抱え込んで切ながっているのか自分。こんなにも季節のめぐりは美しいのに・・ほんの少し仕事を減らしてほかの人のために使っている時間を、自分の為に使ってもいいんじゃないの?
 心の部屋にひっそりと静まることもまた大切なことだ。自分の姿を見失うことがある。見失ったほうが凌ぎやすいときもあるから。そして見失った自分をまた捜し求める。それは今、人々にコピーのように軽く使われる「自分探しの旅」とは違う。
 もっと切なくて心の深いところからこみ上げて来る渇望だ。自分が何を見失ったのかがはっきり判っている。生きる力だったり、生きる勇気だったり、拠って立つところだったり。私が私であるために必要な、それゆえに手放さなければ、一時期生きられないと感じたもの。それを死ぬ前のひと時取り戻して、自分らしく生きたいと願う。ほんの少しの時間でもいい。自分らしく、あるがままに生きて終わりたい。
 そう願う人に出会ってきた。人生は終わり方が難しい。終わり方のきれいな人生でありたいと願う。

 仕事いってきます。写真同じ物を貼ってしまいました。夜中に更新します。なんではれないのやら・・張り直しが利かないんだよ・・