カウンセリング

 夜八時まで。星空は雲で見えなかった。戻ったら大曲の花火大会を遣っていた。jijiが大好きだったなあ・・・この花火天国からは如何見えるのだろうかと思いつつ今日のカウンセリングの荷卸をする。
 食後電話二件。知的障害を持った方と、精神障害を持った方の相談電話。生きることは生易しいものではない。それでもそこに喜びはある。きっとあるよ。誰かがそう信じなくては、誰かが信じて諦めないで一緒に歩んでいくことでその人らしい旅ができるならば、それは大きな力が見守ってくれているからだと思う。
 突然胸の奥から愛しさがこみ上げてくる。
 生きていてこそだよ。
 あの子がどれだけ生きていたかったかを思う。
 花火・・・
 あの子が生まれた30日はあさってだ。
 見てるかな・・・
 この夜の闇の向こうで。