講習A

　リーダー養成講習が始まった。今回、私はスタッフ。姫は受講生として参加。スカウト活動の基本を学習する。１００年前ベーデン・パウエルによって始められたスカウト活動は最初は少年だけの物だった。ところが発団式の日数名の少女が少年と同じ服を着て「私たちも」と声を挙げた。その気持ちに動かされB・P卿は妹のアグネスに少女の活動をゆだねた。これがガール・ガイドの始まり。日本には１０年後紹介されたのだけれど、ガイドという名称を日本語に置き換えて女子補導団と名づけられた。いやあ・・・・すごいネーミングセンスだ。この名前だったら私はかかわりたくなかったな。それがガール・スカウトと改称され何となくハイカラな活動の雰囲気が好まれた。今は経済状況が厳しいのでもっと実利的なお稽古事や塾に負ける。仕方がないのかな・・・受験のときの自己推薦でガールスカウト活動を書いて合格したスカウトも居るから、高校受験やAOでは評価されると言う話も聞く。
　そんなことを目当てにしなくても、自分らしい子供時代を充分楽しんで欲しいと思うし、若い親が少し年齢の違う親の姿を見て学ぶことも多いし、お互いに親同士がささえあう関係になったりしたらいいな。
　核家族がほとんどだから、こんなカタチでみんなで育てあうって大切なことだと思う。人間は周りを見て、聞いて自分を育ててゆく生き物だから。育ち行くことに限界はない。