蜂蜜

 なんと言う理由もないのだけれど、このごろ蜂蜜の甘さが恋しい。ほんの少しあればよいのだから、ひとさじの蜂蜜を恋しいと思うのが解せない。このごろふとあの甘さを懐かしいと思うのは、身体が必要としているのだろうか・・・babaは好んで蜂蜜を日常生活の中に使った。発作のようにかつての家庭の味が恋しくなる。何を思い出そうとしているのだろうか。バタートーストをこんがりと焼きあげて、その表面に蜂蜜を塗って朝ごはんに食べた思い出。焼きたてのホットケーキにバターとメープルシロップか蜂蜜をまわしかける。幸せな子供時代の味。唐突に恋しくなるのは、自分の生活の中で何かを恋しいと思っているからだろうか。このごろ少々お疲れです私。