ガールスカウト

明るい方へ枝を伸ばす

 年間活動計画表を作成している。今年は日本のガールスカウト活動が始まって以来90周年目にあたって記念行事がある。ワールドキャンプが戸隠で行われる。世界中から中高生が集まる。募集140名のところあっという間に一杯になったようだ。日本人のスカウトと合同でキャンプをする。そのためにはキャンプ技術を一定のレベルにしておかなければ、行ったスカウトが泣くことになる。行かないスカウトもいるから片方だけ優先するわけには行かない。
 バランスのよい計画表は作れるのだろうかね・・・
ボーイスカウトと比べて、ガールスカウトは社会的認知度が低い。もっと沢山の少女たちが参加してくれたらいいナと思う。幼いスカウトが育ってやがて大学生になり,SCAPPとして残ってさらに訓練を受けてヤングリーダーになってくれるのは楽しい夢なんだよね。少女から女性に成長する大切な時期、自分の母親以外の大人のロールモデルを沢山体験することで、自分がどんな人間になりたいのか積極的に考えることができる。ジェンダーとしての女の役割ではなく、第二の性としての女ではなく、人間の大切な役割としての女の人生を堂々と歩ける人に育っていって欲しい。しかも、 ワールドワイドで自分の人生を考えることができる女性に育って欲しい。「私の夢」を追うだけではなく、この地球にともに生きる人間のひとりとしての視点を持っている女性に。誰かの代理ではなく、誰かにゆだねるのではなく、「わたしのゆめ」を語れる本物の大人に育って欲しい。そのための学びの場、体験の場としてのスカウト活動を提供できたらよいのだけれど・・・・
 手始めに団のHPをつくろうかなと考えている。直接参加できなくても、何かその気持ちは伝わっていくかしらと思ったりしてね。このところの児童虐待の報道の下に隠れている現実の姿を思う。事件すれすれの母子関係を実際に見ることがある。このお母さんたちの育ってきた環境を思うと、いたたまれなくなることもある。もっと子供時代を大切に世の中が考えるようになって欲しい。せめてしつけと調教は違うのだということを理解してもらえたらなあと思うのだけれど・・・