引き継ぐ

つぐみかしら

 今まで長い間責任者をしてくださった方が、ご家族の事情で一線から退かれることになった。後を引き継ぐことになった。気が重いけれど、誰かが今必要ならばと、お引き受けすることにした。さらりと軽やかに、任せてくださいといえないけれど、何とか自分でできる範囲を少しづつ広げてゆくしかないと感じている。そのうちきっと私よりもはるかに適役の人が現れてくるだろうから、それまで何とか頑張ってみようかと思った。人と関わることは嫌いではない。ましてそれが人を育てることにつながってゆくのならば嬉しいことだと思う。自分にその力があるかどうかは自分が判断するよりも人が判断してくれると思った。自分を見失って無責任なことはしないと心に決めた。
 古い皮袋に新しい酒を入れるな。私は新しい皮袋になれるのだろうか?今はならねばと思う。少々しんどいけれど・・・