日程調整

 これから三月に掛けて研修ラッシュ。スタッフとして関わるものから、他団体の研修まで含めるとかなりの数になる。この日程の中で姫の受験があり、卒業がある。何とか無事にスケジュールがこなせますように。今から二月、三月に向けて気を引き締める。体調を崩して散々だった12月の轍を踏まないように。自分の体力を過信するのはやめようと思った。
 友人のJから、来年こそヨーロッパに行こうと誘われた。一般旅行者が行かないようなキリスト教関係者にしか興味がわかないような古いルートを巡る。パウロの宣教ルートとか、聖ベネデクトが修行した岩窟に建つ修道院とか、フランシスコの足跡とかおよそ日本人観光客の行かないような辺境の地を巡る旅。知り合いの神父様がお声を掛けてくださるという。ふらりと行って見たいなと思った。そのためには足腰を鍛えなければと思った。今の体力ではこの荒っぽい旅行にはついてゆけないだろう。
 それも込みで今年は楽しいことを計画して行こうと思う。実際にできるかどうかはわからないけれど、やらねばならないことだけではなく、やりたいことも予定してみるのも悪くないと思った。実現しなければとあせるのはやめよう。考えるだけでも楽しいではないか。姫は今年こそ、今まで我慢していた家族キャンプに行きたいといっている。家族の連泊キャンプの楽しさはやってみなければ分からないと思う。ゆったりと日の出を楽しみ、日の入りを味わい、夜風に吹かれる。のんびりとした時間が流れる。ううんん涎がこぼれそうだ。そういうキャンプは水場とトイレさえあれば何もいらない。林があって草地が有ればもうそれでいい。
 後は自分たちの身体を使って遊びまくる。年齢に関係なく家族が二手に分かれて真剣に水鉄砲で対決したり、物語を即興でやったり。絵を描いたり。大達磨さんが転んだをやったり、終わりのない馬とびをやったり。組み体操をやったり。シャボン玉を飛ばしたり。大縄跳びをしたり。かくれんぼうをしたり。警泥をやったり。これをいい大人が夢中になってやるから、いつの間にか見物の輪ができたりした。大家族が幸せだと思うのは家族でこんな遊びができるとき。ドッジボールだってできる。姫にとってそんなキャンプは何よりも楽しいことなのだろう。