今日もSV三昧

姫撮影 バッタの子

 朝早くお風呂に入った。髪を洗った。よっしゃ、今日も一日頑張るぞと思った。今出来ることを精一杯今やる。明日のことは明日考えよう。スカーレットみたいだ。本当にやりたいことを大切にする。今日は時間のどこかを見つけて、青南蛮の麹漬けを作ろう。盛岡でよく頂いたピリ辛の南蛮味噌。作り方を手に入れたので是非やってみる。硝子の大きな保存壜が必要なのでそれをいかに調達するのか。買いに行く時間がない。シスターパスカルに言われた言葉を思い出す。「自分を大切に出来ない人は、他者を大切に出来ない。」「自分の何を生かし何を切り捨てるのか。生かすものがないまま切り捨ててはいけない」
 切り捨てることの多い日常を反省する。それは美徳でもなんでもない。自分を切り捨てることの方が拾うよりも、守るよりもずっと楽なことがある。それをやり続けていると、感覚の鈍磨した、鈍い感性しか残らない。自分を守ることと、わがままは違う。我を押し通すことと、自分の大切なものに気付くことは違う。
 今までどんよりと曇っていた空が一面に晴れている。久々の青空。寝具の洗濯をしたいなと思うが・・・無理。TVで帰省のラッシュを見ていると、かつてあの中に自分達もいたなあと思う。帰るべき街に待つ人はもういない。帰るべき街があるうちはそのことを思うことはなかった。居て当たり前の人、帰って当たり前の町。いつかそれが全てなくなることはその時頭のどこにもなかった。きっといつかその日が来るであろうことは分かっていても、いざその時がくると辛いものがある。ふるさとは親が居る場所。親と共に生きた場所。転勤の多かった私や、私の子供達にとってその町はどこなのだろうか。