とりぱん

 8巻が出ていた。読んでいると胸が熱くなる。私たちが愛して住みたいと願い、今子供達が二人で住んでいるあの北の町の団地の家のすぐ側で起きたお話。懐かしくて切ない気分。あの街の張り詰めた空気と穏やかに過ぎていった時間の流れがすき。あの街が大好きだったギュダ君の為にいつかきっと戻ろうと思う。あのこの中学の卒業文集の中に「盛岡に帰りたい」と書いてあった。帰してあげたかった。いつの日にかきっと帰ろうと思った。麦ハウスに。