明日から

ギュダ君が種を蒔いたサボテン

怒涛のスケジュールが始まる。今日はのんびりと午前中ケース一件。その後整骨に行ってバキバキされて戻ってきた。お昼ごはんは親分がおそばを作ってくれた。もう冷たいおそばが美味しい時節になった。食べると眠たくて敵わない。無理をしないことだなあ。買い物に行ってついまた花の鉢を買ってしまった。アルメリア。綺麗な夕焼けのような色の葱坊主のような形の花。ギガンジウムはとんでもなく大きくなるけれどこれはほんのの小さな花の塊。和名はハマカンザシ。ありふれた花だけれど自分で育てたことはない。このところ外に出るたびにこの手のさもない花を買い込んできてしまう。特別大きな花ではなく何処の家の庭の隅にもありそうなささやかな花たちが無性に恋しい。昔どこかできっと出逢っている花たちなのだろう。
 このところ仕事で移動中にラジオを聴く。昨日樋口了一の「手紙ー親愛なる子供達へ」という歌を聞いた。介護施設や老人病院のデイサービスで爆発的なヒットを飛ばしているという。メロデイはとても歌いにくく覚えにくい。しかしその歌詞が余りにも切ない。作者は不詳。原詩はポーランド語で書かれているという。ポーランドは先の教皇の生まれた国。骨の髄までカトリックの信仰がしみこんでいる。その国の言葉でこのような内容の詩が書かれていたことに胸を突かれた。新約聖書には各教会に向けて愛を説く言葉が溢れている。それはとりもなおさず愛が失われているからに他ならない。この手紙に書かれたことが日常的に存在するならばあえてこんなことは書かなかっただろう。自分が言いたいことを代わりに言ってくれているから、この歌が老人達に求められるのだ。そう思うと真に真に切ない気持ちになる。
 明日は朝6時から仕事。今週は三日同じ時間帯が入る。その内二日はSVとして入る。心を込めてしっかりと向き合おうと思う。