いつも駆け足で

mugisan2009-04-16

 ゆっくりと味わうことの出来ない街だ。自由に歩いて味わってみたいのにいつも重たい荷物を引っ張りながら駆け抜けていくしかない。今回も友人に電話するくらいが関の山だろう。この街には阪神大震災のときであった沢山の友人がいる。あの時この人たちを通じて救援物資を運んでもらった。背中に背負って薬やいろいろのものを運んでいただいた。会えたら沢山話も出来たのに、電話では話しらしい話も出来なかった。だけどあのときから今日まで諦めないで生活を立て直して生きてきていることそのものが奇跡の様だと思った。