午前中はお休みだった

　あちこちと電話連絡をする。NTTに連絡してインターネット関係でわたしから親分にバトンタッチ。電話の移転だけではすまなくなっているから面倒くさい。新しい電話番号がかわいい。発表できないけれど、スリーナインナンバー。一発で覚えてしまった。
　物を動かしてふと大事な書類が見つからないことに気がつき、とうとう一日の殆どを物探しに費やす。箱を片っ端から開けて中の確認をするハメに。でも諦めていたものが見つかったり。ありがたかったのは墓地の使用許可証明書。もう見つからないと思って再発行をしてもらおうと思っていたのに、きちんと関係書類を一式まとめてファイリングしてあった。思わず「あんたはえらい」と自分を褒めた。　
　親分は今まで採り貯めた家族のVTRをDVDに焼きなおしている。そこに若かった自分達や、幼い子供達の姿がある。なくなったこの生まれてから旅立ちの前日までの姿が残っている。永久に残るものではないと分かっていてもここにいるのに何故かれはもういないのかと。頭と心はかけ離れた悲しみを味わう。