風が強い

　ベランダに洗濯物を干すとさおごと床に落ちてしまう。外には落ちないから良いけれどまた洗い直し。いっそこんな日は洗濯をしない方が良い。以前は乾燥機を持っていたから天候に関係なく乾かせたけれど前回処分してしまったから、お天気次第。家の中でドライルームがあればよいが、幸い子供がもう大きいので洗濯に追われることもない。天候を見ながら洗濯できるなんて夢のようだ。　
　このごろ家事が楽だと感じることが多い。子供を７人育てながら親の介護をして引越し人生は甘くなかったのだなとしみじみ思う。その時はそれなりにゆとりを持ち楽しんで暮らしていたつもりだが、今の生活を見るとあの頃の自分がどんなに走り回り働いていたかが分かる。若かった私を抱きしめたい気分。お前は良くやったと誰も褒めてくれないから自分で褒める。このことだけは私は凄い人生を送ったなと。まだ子育て中だから振り返っている場合ではない。ちょっと一休みしただけ。