今日は日本で初めて列福式が行われました

夕方の寒さが厳しく

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 日本は多くの殉教者を出している国です。江戸時代に処刑された殉教者の信仰を教会が聖なるものと認め讃えるために福者として公に宣言する式がはじめて行われました。更に調査が進められ聖人と讃えられるようになるのかもしれません。マザーテレサも列聖調査中ですが今は福者と呼ばれています。カトリック独自の信仰の形ですが、今日は長崎に世界中から三万人が列席したそうです。私達はとても長崎まで行く時間がないのでインターネットでライブを見ました。
 殉教という形の信仰の姿はあの時代だけのものではないように思います。血を流す命を奪うという形では行われませんが、今でもアンチクリスチャンの中でクリスチャンとしてどのような生き方をしてゆくのかということを問われることは日常的にあります。
 子供達は学校で奇異な目で見られたりからかわれたり色々ありますし、仕事を持っていたり、日曜日にボランテイアをしていたりすると、教会に行くことそのものが不可能になってしまいます。私もガールスカウトの活動日が日曜日なので自分の教会のミサにあずかることが出来ません。夕方行われるカテドラルのミサに行くか、ミサを休むかになってしまいます。ミサ後に行われる教会の行事にも殆ど参加は出来ません。
 ささやかなことですがこんな状態がもう十年以上続いていると正直とても苦しくなります。私はただ信者らしい生活をしたいだけなのですが、求められるままに色んな活動の場で奉仕しているとそれが出来ない。夫も日曜日に勤務が入ったり職場の行事が入ったりすると教会に行くことが難しい。殉教者の壮絶な戦いとは異なりますが、私達もまた日々小さな痛みを抱えながら自分達の生活の中にいかに信仰生活を貫いていくかと苦労しています。 
 キリスト教国に生きている人たちには想像も出来ないことでしょうが、私達はたった4%の存在なのです。