何と車の屋根に白い雪が積もっていた。窓にも

白鳥が来ています

 朝出かけようとしてびっくりした。ちらちら舞っているくらいと思っていたのに、窓に雪が積もっている。午後には跡形もなく消えてしまう初雪だけれど今年は雪が多いのだろうか。早めにタイヤを替えておいてよかったと思った。雪の便りが聞こえてくるともうお尻に火が付いた気分。
 年内に引っ越そうと思っているから余計にあせる。年明けになると親分の仕事の始末もあるだろうし、気ぜわしくなるから早めに手を打っておきたいのだけれど。単身世帯にしてしまって生活の拠点をあちらに移したほうが良いのだと思うのだけれど。大物をいつ動かすか。大きな家具を先に動かさなければ後で入らなくなるような気もするし。でもそれを出すためには、今使っているものをどうするのかが問題。
 冷蔵庫はいつ動かそうか。冷凍庫はどうするのか。どちらか片方だけがあれば良いのか。なくても何とかなるのか。生活の基盤を移動するタイミング。長い休みがあればと思うのだがいずれにしても姫のフランス研修が終わってからが良いのかな。そうなると年明けにずれ込んでしまう。もし引越し先のほうが暮らしやすければサッサと移動したと思うが今の社宅のほうが抜群に暮らしやすいのだ。駐車場の使いやすさ。第一朝出かけることがものすごく楽。それでも何とか年内に半分は引っ越しておこうと思う。自分達が新しい生活に慣れていくためにはいつまでも居心地の良い場所にしがみついていてはいけないような気がしている。
 この億劫さは未知の生活に対する恐れなのだと思う。夢を持とう。これからの生活に楽しいものを感じ取ろう。そうすればきっと私達はいそいそと新しい生き方に自分を沿わせてゆくことが出来るだろう。社宅という困難だけれどもある程度夫の地位で楽に生きてこられた世界から、全く上下関係のない見知らぬ人の中で暮らすことに恐れを感じている。私もまた普通のおばさんなのだな。ほっ。




保守