朝4時起き

東北歴史博物館夕方近く

 何とかめどをつけた。原稿を最終まで練り上げ、レジュメは親分が私のメモを形に整えてFAXしてくれた。後は無駄な言葉を省くことだけ。ワークに使うための絵葉書も50枚描いた。もう独りの描き手の分とあわせると100枚になる。これを森の中のようにまいて拾ってもらう。そしてワークが始まる。木の葉や花を丁寧に祈りながら描く作業は私にとっても心を整えるための大切な作業。このときばかりは絵が描けることが嬉しい。この賜物をくれたパグママに感謝する。自分の手で人を慰めるものを作りだすことが出来ることは最上の喜びだと思う。私の組むワークの特徴はどんな細かい部分にも私の手の跡が付いていること。人間のにおいがすること。機械的なもの出来合いのものは一切使わない。そこに研修生と一対一で向き合う瞬間を作りたいのだ。私と向き合って欲しい。この時間空間を共有したい。その願いが辛い研修に耐える勇気をもたらす。なんてかっこいいこといってしまったよ。