捨てて拾って

昨日長男が赤ちゃんのとき初めて買ったゾウのぬいぐるみをごみに捨てようと袋に入れた。そして今朝出そうとしてやっぱり捨てきれずまた拾ってしまった。かさばって邪魔なのに何で捨てられないのだろうか。このゾウは彼が生まれたとき買って実家に置いておいて遊びに行ったときのおもちゃだった。ほとんど汚れていないのはBABAが汚れるのを嫌って袋に入れて高いところにおいてあったから。彼が遊ぶときだけおろしてまた高いところに袋に入れられて保存された。ほろ苦い思い出。親の家を整理するとき持ってきた。体調を崩して寝込んでいた息子が枕に使ったりしたので大分形がゆがんでしまってもうお役ごめんと捨てようとしたのに、すてきれなかった。

 いやはや。これでは物は減りませんね。思い出は今の生活の足しにはならないのにな。今日ごみにしたのはスキーウエア。勿体無いけれどこの先スキーに行く予定はないしデザインも変わって、いつまでも抱えていてもかさばるだけ。思い切って捨てた。柔道着もある。コイツ誰か欲しくないかなと思うがサイズが小さいのでいかんともしがたい。中学で使ったもの。三人分ある。洗濯はしてあるがコレも処分。我が家の荷物はこんな益体もないもので満杯になっている。コンツクソウと思う。
 勿体無いのは輸送コストと手間と収納しておく場所とすべてに掛かる時間だ。この中でもっとも大切なのは私の時間だ。そう思って今必要ではないものたちを此処で振り捨てようと決める。