家探し

午後は車で空き物件を見て歩くが・・・家は兎も角駐車場に入れることが困難な物件が多くて真っ青。取り付け道路が細い電信柱ブロック塀など普段目を瞑っても出入りできるくらいゆったりした社宅の駐車場を根拠地にしているためか、まったく脅威を感じて次々とここは無理無理となってゆく。軽自動車であればまだましかもしれないが、図体がでかい我が家の車は二台とも不可能に近い。
 あからさまに出入りを妨害している塀やブロックは取り外してしまいたい。この時期まで何ゆえに空き家になっておるのか何となく分かるような感じがした。家探しもココまで来るともはやベテランの域に達して家賃から、空いている理由まで何となく分かるようになる。仕事で車を運転していても無意識に空き家を探している。結構住みにくい物件は空いている。誰が考えてもいやなものはいやなのだ。と、納得。この際ペットと車を条件からはずせば家探しも実に幅が広がることも発見した。
不動産屋の地図もまたいい加減なもので、その場所にその物件があるわけではなく「大雑把にそこら辺ですかねえ」という程度なのだということも分かった。いちいちPCで場所の確認をして車で走ってみて周りの環境を確認して、なにせ用心深い私が娘と暮らすのだ、多少のことは我慢しても娘の安全だけは確保したい。それとやはり車の事故は避けたい。取り付け道路までの出入りが難しかったり車庫入れが困難では、毎日のことなので困るのだ。もはやピアノは盛岡の麦ハウスに送ってしまい、身軽になることで部屋数を減らそうと考えてみたりしている。この心理は墜落しようとする飛行機が荷物を投げ捨てて身を軽くしようともがく姿に似ている。最悪の場合、生活する部屋と眠る部屋があればいいのではないかとさえ思ってしまう。
 今まで社宅で何も考えずに暮らしてこれたことはありがたいことだったのだろう。ここしか暮らす場所が無いと思えば狭かろうが古かろうが文句は言わなかった。ただひとつ車に関しては実に恵まれていた。駐車場で苦労したのは一箇所だけだった。それでも二台強引に置けた。今日まで不動産屋が休みなので明日から本腰を入れて探す。今月中に引越しに掛からなければこの忙しさではとても太刀打ちできない。まず部屋を空にしながら掃除掃除掃除に明け暮れる。社宅の引越しはすなわち掃除なのだ。一月研修会3本と認定試験がある。二月社宅の検査と研修会がある。三月研修会がある。研修会は受けるのではなく私が講師でやるのだからその準備がある。そのほかに仕事がある。何とかやりくりしながらメリハリを付けて仕事と引越しを両立させなければならないと腹をくくる。今から少しずつ心がけて頑張ろう。