昨日は

朝早くから終バスの時間まで沢山の人に逢った。お盆の後の初めてのグリーフワークだったのでスタッフが持ち寄ったお茶碗でお抹茶を立てていただいた。初めての方でも気兼ねなくいただけるように流儀も作法もなしにして単純にお茶をたてていただく。皆さん思いがけなかったのかお代わりしてくださり「嗚呼、美味しい」と喜んでくださった。日本の昔からのお茶というものはこういうものであったのではないだろうか。一服のお茶に寄り添う心がそっとこめられて手から手に手渡される。この国の文化の中に深く根付いているおもてなしといたわりの文化は本来このようなものだったろうと思った。空々しい「美しい日本」という言葉は到底信じられないのだけれど。