記入

夕日の少し前

 四月の予定を書き込んでいるがあらかたすでに埋め尽くされている。その中に何とか自分らしく生きるための時間を組み込む。買ってきた本は読めば読むほど自分がやってきたことの確認部分があって思わず「やった」と思った。手探りでやってきた事がきちんと裏付けのある道筋になって目の前に展開しているのは快感だ。本当はコレを自分の力でやらねばならないのだが、(先行研究に裏をとっても何の手柄にもならないのでおかしな話なのだが)それでも気まぐれに勘だけで動いているのではないと実証できたような気がする。この理論に沿って私のやった結果はコレですときちんとした形に纏める時間が欲しい。現場にいると現実の方がどんどん先に行ってしまい纏めてゆく時間がない。コレを何とか形にしたいと思うと自分の生活の時間を犠牲にしてゆくことしかない。家族と一緒に居る時間、家族のための時間を護りたい。私のための時間も欲しい。