何よりも

緊張感のなさがたまらなく嫌だ。誘われれば流れに乗って漂っていく。自主性の無さが嫌だ。「ままんのようにストイックには生きられない」というが、物事にはメリハリが必要だと思う。目的を決めたらとことん自分を掛けてみる。潔さがなければ、夢は実現はしない。憧れで生きられるほど人生は楽ではない。たるみきった子供たちを見ていると、残り時間が無限にあるとおもうてか。と活を入れたくなる。勿論言っても分からない奴はどうしても分からないままだろうな。私たちがこの子達の年齢のころはもっとハングリーだったし、自分のやりたいことに貪欲だった。やりたいことの質が変わってきているのかなこのごろは。頭の中まで軽く、薄く負担の無い当たり障りの無さで、一体どこでアイデンテテイを確立すると言うのだろうか。
 シミジミと、わが子を眺めながら嘆息する。時代が変わったのだろうか。いや例え時代が変わろうとも、生きるということは変わらないはずだ。ノアの大洪水は2度と起こさないと旧約の神は約束なさったが、この連中の目を覚まさせるためにちょいと水を引っ掛けておくんなさいまし。