離婚してもしなくても

「何とか離婚しない方向で頑張るから」と彼女が言うから「よいよ」と全力で支えていた友人夫婦が、調停の取り下げにこぎつけた。終わってみれば「アレは一体なんだったの?」という笑えない話。本人達はその時は夢中で周りが見えなくなっている。裁判所の調停のほかに駆け込んで涙をこぼして、言いたい事をわめいても、それでも物事を整理して落ち着かせてあげられる第三者の存在が大きな支えになった。今回は私も含めて彼女の友人達が其々の場所で、駆け込み寺をやった。
 穏やかに気持ちの整理を助けてあげられる大人が昔は何処にでも1人は居たのにな。このごろはセンセーショナルに騒ぎ立てはするけど無責任に煽って後は知らない人が多すぎる。子供達の為にも夫婦の為にもやり直そうと思えることはイイコトだと思った。離婚してさばさばと自分らしく生きることに決めた友人も居る。元の鞘に戻った彼らも居る。皆其々の意志と決意で選択したこと。自己決定の潔さ。頑張れ、また転んだらいくらでも話を聞くし手助けをするよ。友達だもの。でも今は其々の決めた道を胸張って歩いていって。