今朝は朝一番に

具合が悪くヘロヘロの姫と、頭が痛いから乗せていけと言うスナフキンを乗っけて「おかんタクシー」をする。家に戻って街中のコミセンでGSのリーダー会をする。午前一杯会議。とんぼ返りで昼ごはんを頂き午後は区役所で住民票と印鑑証明を取る.その足で市立図書館で本を借りて喫茶ルームで84歳の長老と待ち合わせ。
 彼女の長かった人生の顛末を4時間半拝聴する。その間細切れに事務連絡とこれからの予定の打ち合わせ。25年来の友人で彼女がまだ教会の婦人部のバリバリだった頃からのお付き合いだから、お互いの人生を何となく眺めながら暮らしてきた。其々の生活に口出しをしたりはしないが、それなりに優しい慰めを感じる。勿論辛口のご指南も雨あられと降り注ぐ。それでも年齢の離れた友人はいいな。自分が言われて辛い事も彼女の人生の長さを思うと受け止める事が出来る。もしこれが親子だったらこうは行かないと思う。大喧嘩になるだろう。友人と言うものはそこはかとなく遠慮があって冷静で居られるから聞く耳を持つことが出来るのかもしれない。

 ゆったりゆったりと相手を傷つける恐れも、受け止め損ねる不安も考えずに、自分の話したいことだけをハナシ、相手のことばも穏やかに聞き流して例えかみ合わなくても其処にお互いが居る事だけで完結する。一見何も発展する事が無いようだけれど,相手の暖かさは受け止める事が出来る。不思議な時間を共有して私たちは分かれた。
 彼女はあと何年こうして私に自分の過ぎこし方を語ることが出来るのだろうか。ホロホロと涙をこぼしながらあっけらかんと自分を語り、家族を語りまたこれからクルであろう別れに関して話す姿を美しいと思った。