冬だもの寒いさ

昨日から雪がちらついている。降った雪が日中溶けて夜凍ることの繰り返しだ。車の窓がまるでモザイクを貼り付けたようになっている。今朝は姫が学校遅れそうになって送っていった。困るのは皆寒いので普段自転車で通勤している人も車に乗ってきて、社宅に隣接している駐車場が通勤者の車で溢れてしまい、一旦外に出て戻ってみると、今まで自分が止めていた場所が既にふさがっている事だ。やっと止まるべき場所を見つけてやれやれだ。姫もあのスカート姿でこの寒空を歩いてゆくのがおっくうなのは解るけどな。結局私が大甘なのであるよ。子供が甘えてくるのは後わずかの時期だと思うとついこの時間が大切になる。今でもギュダ君を送っていけたこと、ほんのわずかな回数だったけれど、あたしだけの至高の時だったもの。あの時間があったから、私はあの子との心の通い合いを今も感じる事が出来ている。だから姫とのこの僅か10分の時間が本当は宝物なんだよね。