いよいよ後二日

mugisan2005-12-30

何とか年賀状も作った。後は取り急ぎの分の宛名書きをして本局に持っていく。
 今日は最後の資源ごみの日だった。この社宅は圧倒的に単身赴任が多い。それゆえ酒瓶、ドリンク剤のビン、缶ジュース、缶ビールが山のように出る。ペットボトルも凄い。何時もは早朝自転車を引いた叔父さんが金目のものを抜いてゆく。アルミ缶とかビール瓶、酒瓶などを抜いてしまうと仙台市はそれを資金にしているから困るのだが。彼らも生活がかかっている。だから住人は黙認する。
 この寒さで彼は来なかったらしい。叔父さんは抜いていくだけでは悪いと思うのか、多分抜くときに取りこぼしが無いようにだと思うが、きちんと仕分けをしてくれる。行ってみると集積場は何もかもまぜこぜの袋の山になっている。ゴミの業者はもって行ってくれるだろうが、何となく整理し始めた。この量に対してペットボトル、瓶、缶其々コンテナ一個ずつしかない。今までそれで間に合っていたのだろう。溢れかえっているごみを仕分けしながら、叔父さんがやっていた事を思った。抜き取りは窃盗だけどかれはそれに見合う労働をしてくれていたのだなと思った。
 ゴミ置き場一つでもいろんなことが見えてくる。前の職場も単身赴任が多かった。実家から送られた林檎や梨をもてあましてごっそり捨てる人が居た。お昼前誰も居ない頃を見計らって自転車の叔父さんがその果物をスーパー袋に入れて持っていった。後日、向かいの公園のブルーシート住人の酒盛りの輪の中にその人を見た。まだ食べられるものを皆でわかちあって食べているのが人間らしい事のように思えた。