まだ中学校の補修講習があるので

この空の透き通り方は秋に近い

 あさ早く起きねばならない。朝起きて少しでも自分の資料も読みたい。ふっと4時半におきたら、小鳥の声より早く深深とした静けさの中に虫が集いていた。小鳥が鳴き始める一瞬早い時刻に虫が鳴いている。これは日の出前の夜の名残なのだろうか。日の出を迎えて一時のなきあわせなのだろうか。コオロギが啼くころはもう秋なのでこの声はキリギリスか。季節と鳴く虫の種類の聞き分けができたらもっと風情があるだろうに。生物学の知識が無いのが残念だ。生物行動学は取ったけれど、虫の鳴き始めの時期と種類は分からない。こういう生活に密着した知識を持っている人を尊敬するよ。生活の中に、発見や観察があることは生きる事を楽しく味わい深くする。生活に潤いを与えてくれるちょいとした知識者に愛情を感じてしまうよ。