無くしたものは、掃除機の中に

ピアスの片方が見つからない。小さなものなので、コレだけ探してないものは、掃除機の中だろうとゴミを袋の中でソットほぐしてみた。ありましたよ。ダストケースが洗えるタイプなので探しやすいのです。まあ色んな物を吸い込んでいますね。蓋を開けた時香ばしいいい香りがしました。なんと、キナコでしたよ。成人式を終えたはずのジョナサンが、キナコで砂遊びをしていてドンブリ半分ひっくり返して、掃除機で吸い取ったのですね。まあ黄色い粉がたっぷりでしたが、いい香りでした。ダストバッグは丸洗いしました。この頃、何を発見しても、ムカッとしなくなった。クスくすっとおかしさを感じるようになった。わたしの器が大きくなったのではなく、何をやっても笑いのめす子供達に、感化されたのだろう。この人たちと穏やかに暮らすためには、いちいち苛付いていてはやっていけない。彼らは、彼らなりの解決方法を編み出して、何とかつじつまを合わせようと頑張る。常識の枠に入りきらないおかしさがある。毎日ふんだんに提供されるこの笑いを楽しまない手はあるまい。
 勿論メガトン級で大爆発することも或る。ママは木っ端微塵に怒っている。とジョナサンに作文にかかれたことがあった。あの真剣さとエネルギーが今は恋しい。