親分は明日に予定されている教会の総会の準備に出かけていった。私はこの日が神様からの贈り物のように感じて、わくわくしている。何があるからというものではない。何もなくてもそれもよし。自分だけのために使える時間がこんなにたくさんある。ひゃっほう!
干からびた空気がしっとりしている。ヒヨドリが鳴いている。ベランダで気配がする。この間の家族全員が寝込んだひどい風邪のおかげですっかり干上がってしまった植木鉢の植物たちもほっとしているよう。一番びっくりしてうれしかったのは、もはや死に絶えた…
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