ただの暦じゃないか。なんてことないさ。そう思っても、毎年5月は私にとって特別の日々になった。悲しみと狂おしい切なさに打ちのめされて過ごした年月を経て今の私が居る。 日付の一日一日があの子が生きてきた記憶をなぞっていくかのようだった。毎年日々…
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