結婚した時の気持ちを

覚えているのかと聞かれると、戸惑います。あの時自分は十分理解してこのことをするのだと思っていましたが、今ここにきて、あの時思っていたことが果たしてどの程度現実的だったのかと思うのです。人はそれぞれのイメージでしか物事を予測できないのですから、何の経験もなかった私たちが、いきなり結婚して、果たしてうまく生きてゆけるのかもわからないことでしたのに、よくもまあ無謀であったことかと思います。

何はともあれ、今日は親分と、姫と三人で「ターシャチューダ」の記録映画を見てきました。先日亡くなったままにどこか生き方が似ている人で、ママは離婚はしませんでしたが、ヒヨコを胸に抱えて育てたり,蒔絵をやったり絵をかいたり、畑をやったり、何となく似ているのです。まあ何はともあれ私は彼女の生き方が好きでなくなったときはとても悲しくて、いつか母が無くなったらこんな感じかなとさえ思ったことでした。