新規担当で毎日地図とにらめっこ

mugisan2016-10-21


毎日地図を見ながら時間でその現場に行けるのかが勝負のしどころ。みんなが同じように苦しい思いをしながら、自分の担当を軌道に乗せられるように頑張っている。私も自分の担当をまともにこなせるように、自分が足を引っ張らないようにと願っている。


 いつも思うのは、この町にもこんな暮らし向きの場所があり、こんな暮らしをしている人たちがいるということを、生涯全く知らないで暮らすこともできたという思い。自分が生きていて、これが世の中だと思っていることのなんと狭く偏っていたことだろうか。人というものは俯瞰的に物事を見ることなどできない存在なのだなと思う。小さな自分の世界から想像することしかできないし、それがすべてであっても生きていくことができるのは、神のやさしさなのだろうか。



人はその世界観だけで、他者の生き方を判断したり評価したりすることは、決してしてはいけないことを、この仕事を通して学んだと思う。それは人としての深さとか羽場とかいうものにかかわっていくことなのだろうか。単に知識としての蓄積だけではなかったようにも感じている。私の生きている世界があの人たちの世界につながって、少しだけ重なっていったと思う。



そして私の感じ方も少し変わって、カウンセリングの現場、風土が少し変わってようにも思う。私が居心地よいと感じる場所を相手と共有できる関係が、少し作りやすくなったように感じている。