哀悼

とうとう自死者を出してしまった。職場機能がマヒしてしまった。思い返してみても誰も防ぐことが出来なかった。ただ我胸をたたき、地に伏して、嘆きたい衝動に駆られる。笑顔だけが幾度も幾度も思い浮かぶ。あんな柔らかな笑顔だけを残して飛び立っていってしまった。残された私たちはこの空っぽの手をどう満たしてゆけばよいのか。残されたお子達の涙を君はどうぬぐうのか。春の日に、この春の日に・・・・