さて私は今年何をしようか

我が教会の馬小屋

 去年の終わりに心の底から、善い人になりたいと願う出来事があった。人に評価されるとか、認められるとかそのようなことではなく、今死んでも悔いないと思うほどにまっすぐな人になりたいと思った。その出来事は、ここに書くことはできないけれど、今までの自分の生き方をひっくるめて問われるような出来事だった。
 もう一つの大きな要素は、関わっていた人が亡くなったこと。しかも立て続けに立て続けに亡くなっていった。まるで、私との出会いがあって重荷をおろしたことが、旅の仕上げだったかのように。去っていったその人達の最後の笑顔がまぶしい。
 そういう仕事だから。それは十分にわかっているから。それでも、最期の日々を心の望むままに過ごさせてあげられたなら、そしてその場所から、旅立って行けたらよいなあと思うから。私はもっと善い人になりたいと思った。