ダウンのベストを着ていたのがウソみたい

雲のてっぺんがすぐそこ

車の中であまりの暑さに脱いでしまった。今日は市街地に渋滞を避けるためのショートカットのためのトンネルを通って目的地に行く。ところがこのトンネル入り口にたどり着いたとたんぴたりと止まってしまった。もう前に進むしか右も左も逃げ道はない。もしこの先事故が起きていても、進むだけというのは怖い。一瞬本当に心底怖いと思った。まず窓を閉めて空気を外から入れないように循環を切り替えた。暗くて先が見えないからじりじりと進むしかない。トンネル内の事故や火災は状況が判断できないことと、進退窮まることが怖いのだなあと思った。いつのの5倍時間がかかったけれどやっとトンネルを出た途端原因がわかった。出口付近で左一車線をふさいで工事していた。

 せめては入り口に状況を掲示してくれていればこんなに怖い思いをしなくてもよかったのにと思った。情報がないのはいらない不安をあおる。そういえば震災の時も情報がないことが最大の危険因子だったな。