蒸し暑くて

こんな蕎麦屋さん

朝から汗びっしょりで目が覚めた。今日も姫の試験で朝早く車を出す。住んでいる場所が目的地までうまく交通機関を結ぶことができない。自家用車は禁止なので、かなり離れた場所まで行っておろした。
 昨日は私が研修担当者だったので親分が車で送っていき、帰りは二人で軽く山に登ってきたという。この暑さの中をご苦労なことだと思うが、話を聞いていて、二人で散歩することがあと何回できるのかなあとしみじみしてしまった。


 親と子というものはいつかは巣立ちの時を迎えて、離れて住まなければならなくなる。いつまでもともにいることはできない。それが人の定めだと思うけれど、普段の暮らしの中では忘れてしまう。いづれこうやって人は夫婦に戻り、やがて一人になって去ってゆく。
悲しいけれど別れを繰り返しながら、生きてゆく。それが生きるという事であり、死ぬことも又意味のあることなのだと思う。