気持ちが切り替わりますように

夏の秋田の空だ

 家族の中に、治療困難な病気を発症したものがいる。その人が、どんな気持であるかを考えると、自分までううう…と思ってしまう。
 しかし、それを考えたところで少しも役には立たない。ならば、考えるときと、考えずに日常をきちんと送ること、とのメリハリをつける方がずっといい。これは気持が、温かいとか、冷たいとかの問題ではなく、それぞれが自分の持ち時間をきちんと暮らしていかなければ、いざとなって助けが必要な時に、助けられないという状況が発生する。だから、今こそすべてを前倒しで後ろの荷物を軽くしておく必要がある。気持ちは暖かく、頭はクールに。


 こんな時にこそ、冷静に。自分が最大限に機能できるように物事を整理していこうと思う。悲しみを味わうのはもう少し先のことにして、今は感情をエネルギーに変える場合ではない。母親としてきちんと立ち位置を守る覚悟が必要。

祈る。
神様、何をなすべきか。
何をしてはいけないかを教えてください。
この手と耳を
あなたがお使いくださいますように。



神様
今、私がなすべきすべてを祝福してください。
御手が共に在りますように。
私が、凛としていられますように支えてください。