本格的な断食

　結果として食事を抜くことになってしまうことがあっても、意識的に断食をしたことはない。カトリックは昔土曜日から日曜日のミサまでは断食だったけれど、第二バチカン公会議の後はそれは緩和されて一時間前まではOKになった。四旬節の間も、苦痛なほどの断食はしない。
　宗教的な理由で金曜日から日曜日まで断食をする知人がいるが「気持ちいいわ」という。嗚呼そうなの？と思ったり、宗教に関係なくやってみようかなと思ったりする。体の中を空っぽにするくらいの余分なお肉があるでしょうと言われて納得した。
　ふーん、プチ断食するなら三食のうちどこを抜けば？私の家庭医は昼ご飯を抜きなさいと以前言っていたな。水分は必要だけれど糖質はいらないからと。おなかって一定の時間食べないでいると空腹を通り越して感じなくなるとも言っていたな。
　この暑くて体が消耗する時期になんでラマダンなんだろうね。きっとそれなりのきちんとした生理的な理由があるに違いないよ。などなど、様々に勝手なご意見が飛び交った。自分の中に基礎的な知識のないことは、ああだこうだと勝手なことが考えられるから、盛り上がっておかしな発想が飛び交う。宗教的な理由ではなく生理的な理由もあるよキッととみんな思っていることもなんだかおもしろいね。