盛岡行きは延期

mugisan2014-03-21

 何が怖いって、足元が不安な車と同じ高速道路を走るくらい怖いことはない。自分がいくら安全であっても、相手が突っ込んできたら逃げられない。だからこんな日は家でできることをする。
 まず卒業式用に、伊達襟をつけ、長襦袢半襟を付け、一度着付けをしてみた。なんとかうまくいったけれど、思いの外、着丈が長くておはしょりが多くなって、お腹まわりがもたつく感じがする。まあ袴だからある程度カバーできるからいいということにした。本人はふくよかさが気になって盛んに痩せるからというが、体に合うように着られるのが和服の良さだから、気にすることはない。袴はそれなりに凛と見えるから。
 蛙ちゃんがやってきて、メイクの手順を書いて、カラオケに行こうと連れて行ってしまった。まああ、遊びに行けるうちに遊ぶのも悪くはないか。これから忙しくなりそう。25日は卒業式。4月に入学式があって、大学院生になる。学費分親も頑張らねばな。
 それにしてもなんとかならないのか今日のこの雪。春の大雪は東北ではいつものことだけれど、いやはや参ったね。空がぼんやりと霞んで見えて美しいと言えなくもないが、テレビのニュースを見ていた姫が「仮設は吹雪にそのままさらされるんだね。寒かろうね」という。確かに外壁が薄くそのまま出入口が雨雪にさらされるから、さぞや大変なことだろうと思う。被災地に生きることはこんな日常の変化をまともに食らうということなんだと思う。三年経ってまだ仮設なのと言われても、出ていこうにも行く先がないのだもの。どうにもならない。閉塞感を感じる。