姫と一緒に

東京ステーションギャラリー

絵を見ることに専念する。食べるように絵に向き合ってしっかりと自分の中で分析し、何が心に響いてくるのかをキャッチする。絵の果たす役割に意識を集中する。体のどこで反応しているのか。なぜ自分はこの絵を選ぶのか。過去の記憶の中に重なるもの呼び合うものがあるのか。それとも今の心のフィットするのか。それははからずも自分自身に向き合い、問い直し、確認する作業だった。その絵の何が自分に語りかけてくるのか。自分は何を答えようとしているのか。一体感を一瞬感じて会話した。何に答えたのか何を問うたのか。無意識の領域に踏み込む。